タイ進出

タイにおける住居、日本人としての食生活

タイでは基本住んでいる場所はプールと、ジムがついています。日本人が住む中心地でも単身のマンションであれば30平米程度のものが5万円程度で借りることができます。そのような場所でもプールとジムがついていること、食事、仕事の場所も10分圏内で移動ができるためコンパクトですが非常に便利で無駄なストレスなどがないのが特徴です。

また、日本人が住んでいる地域では近年日本食のレストランの出店が加速しており、3,000店舗ともいわれています。レストランも居酒屋、日本食、というような通常海外で経営されるなんでもあるけど、全部そこそこという形ではなく、専門店化しており。焼き鳥屋、とんかつや、蕎麦屋、すし屋、ラーメン屋、日本風街の中華料理屋、など多種多様で飽きません。

刺身は?と思う方がいると思いますが、日本人以外にもタイの方も食べてくれるため、毎日築地から空輸している店もあるぐらいです。金額はピンキリですが、刺し盛り300バーツほどでも食べることができます。

有名チェーン店も出てきており、温野菜、牛角、世界の山ちゃん、リンガーハット、丸亀製麺など、いろいろあります。ですので、タイでの日本食の外食に関しては苦労することがありません。

スーパーもフジスーパーというみんなが必ず使用するスーパーがあり、お惣菜はもちろん、刺身、納豆、その他日本の調味料などなんでも買えます。売価は日本の1.5倍から2倍するものが多いですが、自炊の場合も心強いです。

以上より食事という意味で住むハードルは低いです、結局長くいる日本人は日本食を食べますので、非常に重要なポイントです

タイでの会社設立までの大まかな流れと資本金

タイでの会社設立までのおおまかな流れです

①事業分野・進出形態の検討

②特別な税務恩典など受ける場合は投資委員会に計画書を提出(通常の設立の場合は特になし)

③会社設立登記

④各種申請、税務署など登録

設立期間としては約3か月程度と考えることが妥当です

外国人を雇用する場合の最低資本金その他の条件

タイで就業する場合には外国人(ここでは日本人で説明)1人当たり資本金200万バーツを計上する必要があるほかタイ人4名の雇用が必要となります。趣旨としては、外国人がわざわざ資金を投じて始める業種であるため、タイの経済に貢献するある一定規模のものであること、タイ人の雇用を守る、生み出すことができる価値のある事業をタイで始めて欲しいという考え方がベースとなっています。

日本からの進出におけるよくある問答、問題点

いままで100社以上の進出の相談、タイの説明などをしましたが、その際にあるよくある問答への私の考え、問題点だと思うことを書きます

下記内容はいらっしゃってお話している人には必ず話す内容です。また中小企業にかかわらず上場企業でも同じような話となりますので、海外への進出に関しては会社の大小はあまり関係のない印象です。

・最大の問題点は海外にいかせる人材がいない

・社長が現場を離れられない

社長が自分で立ち上げる気がなく、誰かに何とかしてほしいと思っている場合が多いです。でもそんなことをいっていたら一生始められません。代表自体が日本の会社を支えているのはわかるのですが、海外という新しい地の開拓のために社長レベルの重要な人材をいかせないともちろん立ち上がらないと思います。また、海外でやれる人材がいまいないとしても行かせて、サポートしてその人材になればいいと思います。最初から海外バリバリの人なんて日本にはいません。社長のあなたがそうであるように。

・視察といって何回も見に来る

・意思決定を前提としていないので結局遊びに来て終わり

・リサーチといって、何百万の費用をかけてレポートを読んでいる、業務をはじめてみても何百万しかかからない

いつも社長に問いかける質問は、東京の人なら、たとえばこれから売り上げを多く稼ごうとしている大阪支店、福岡支店の立ち上げがある場合に自分はいかない、そこらの若手に適当に任せたりしますか?という質問です。

海外はノウハウもなければ言葉も、商慣習もわからない。社長も自らが最前線で業務を行っても経験をしたことがないためできるかわからない。そうであれば日本よりも無理してしかるべきなのに、日本よりも力を入れないやり方ではうまくいかないのは必然です。

社長がすべてをやらなくてもいいけど定期的に見に行く、立ち上げメンバーとしての意識を持つことがまず大事です。エース級の人材を配置して、立ち上げまでいさせる。無理なら若手でもしょうがない、とにかくいかせる。中小企業はオーナーとしての意思決定のスピード感と行動力が命です。

タイの為替状況・経済指標と人材

為替は安定しており、直近は円安バーツ高が続いています。(2019/12)

離職率・賃金の状況としては失業率1.1%、GDP成長率は4%程度と堅調、人材は近隣のラオス、ミャンマーから集まってきています。ただ、2020年度は製造業があまり状況がよくない、景気の見通しが悪そうなので、成長率は少し減速しそうだと各所ですでに言われています。

最低賃金は9,000バーツ(約です、地方により異なります)、ただ、都市における大卒ホワイトカラーの新卒の給与は平均して15,000バーツからとなっています。

また、これらの数字はあくまで最低賃金であるため、日系企業が求めるような日本語人材、英語が話せる人材は当該金額の2倍、3倍の給与は当たり前にするため、新卒の給与が低いということでコストが低いと検討することは危険です。

また、日本語という言語の他、日系企業で勤める際にはその他のスキルが要求されます。それが、ホウレンソウ、スケジュール管理などです。このようなスキルはタイの通常の会社に比べると日本は特に厳しく、徹底されているため、当該スキルセットが必要となります。ただ、これがしっかりとできる人材、かつ、日本語レベルも併せ持つ人材は5万バーツ~8万バーツ。為替の影響も加味すると20万から30万円ほどの給与となり。日本人ともあまり変わらない状況になる旨注意が必要です。

なお、プレミアムとしては日本語の方が難しく、給与が高くなるため、日本語の面を必須としなければいい人材を見つけることができる可能性が高いです

ビザとワークパーミット

外国で過ごしたことがない方にはなじみのないビザ
日本人は旅行でも比較的不要のため、あまりよくわからないですよね
簡単に言うとタイに滞在する許可証です

ワークパーミットは労働許可証タイで働くための許可証です、両者は別々のもので管轄が違います

日本人は旅行であれば30日までならビザがなくても滞在は可能です
ですが、もちろん仕事では違います

仕事でのビザはビジネスビザという枠になるのですが
基本新しい会社設立の場合には、会社が設立されないとビザを出すことができませんなぜかというと設立される会社がビザを必要な社員を雇うという建付けになるからです

ですので、設立の準備している期間タイに来ている人は
基本はビジネスビザを出せません、、設立が完了するとビザの発給依頼ができます

ちなみにビザはタイ以外の他国から入国するときに取得するものですそのため、タイにいる場合には一回他国に出て、他国のタイ大使館で取得する必要があります

日本で取得する方も多いですが、タイにすでに来ている方はシンガポールで取得して入国してくるケースが多いです

ビザを取得後入国、ワークパーミットの取得に移行します。ワークパーミット取得には200万バーツの資本金、タイ人4名の雇用が必要です。また日本人には最低5万バーツの給与を設定する必要があります。ビザとは異なりますので、分けて要件を把握してくださいね

タイを知るには階級社会を理解する必要あり

タイは階級社会だから、格差普通。タイ住んでると日本で格差の議論があるのが逆に違和感

これタイにいると当たり前なんだけど知ってます?この国今のところ、相続税も、贈与税もないんです。日本と違って。なのでお金持ちの人は、子供にそのまま資産を渡す。(日本は累進課税、最大55%、半分・・) なので、富が再分配されることはないんですよ。

よく、タイにいると、日本の方が裕福な人が多いから、タイの人はかわいそうだよねー、どんなもの食べてんだろ?みたいなピントを外れた憐みの発言を聞いたりしますが、もっている人に集中しているので、持っている人は日本の人の何百倍も持っています。何千万もする車を乗り回し、1つ10,000円の寿司をガンガン食べるレベルの高すぎる人がたくさんいます。

経済の規模が違うのと、プレーヤーの数も違うので正確な比較はとれませんが、資産の配分がお金持ち・お金持ちじゃない人で二分すると仮定すると、日本だと、お金持ちが、全体の富の20%をとっていると仮定すると、タイは80%はとってますね。んで残りを他の人が配分するんです。だから、経済の規模が違っても、配分がとてつもなく多い。

お金持ちのタイ人の方はもれなく留学していて英語を流暢に操ります。イギリスが多いかな。英語をfluentで話すというのが一つの目安になるかなと思っています。

日本の人がお付き合いしているまたは採用するタイの人、特に事務職の人ってチュラロンコン大学、タマサート大学とかよく言ってみんな気軽に言うけど、日本で言う東大、京大だからね。国際競争力ランキング東大、京大とかより高いし。。でもちゃんととらえていないと気づかなかったり。日本での自分の大学より上ですよ、みたいな。

日本すごい、金持ちは幻想です。結構お金持ちのご子息は趣味と暇だから大企業に入ってきたりします。 一方で 田舎の両親に子供預けてでも、都会で稼ぐために出てきたりもする。出稼ぎですね、そんな人がバンコクにもいます。そのようなダブルスタンダードが良くも悪くも成立している国。

街でわかる格差の象徴、デパートのスーパーカー駐車場

タイにおいては格差は当然のようにあり、皆が文化として受け入れています。日本でいうと明治時代に合った貴族と普通の家との違いのようなものが現在も壊されず残っています。

デパートにはスーパーカー駐車場という場所があり、デパートの入り口のすぐ正面に車を止めることができます。主にフェラーリ、ポルシェ、ベンツの高級ラインなど特定の車種以外は止めることができません、当該車の保有者はたとえ通常の駐車場が混んでいたとしても、そちらに渋滞なくすっと入ることができます。一般的になVIPサービスです。

これはほんの一例ですが、このようなわかりやすいVIP制度がタイには普及しています。これについて人々が当たり前だと思っている点、文化の違いがあります。このような前提をまず知る、その理由をタイ人の方と対話しながら理解してタイと接していくことでよりタイのことがよくわかっていくと思います。

タイで従業員が定着する会社をつくる3つのルール

タイの従業員がどうしたら定着してくれるか?

悩みますよねー、 答え、ありませんよねー

ただ、多くの友人、お客様を見る中で、

いい雰囲気の会社には共通点があると気づきました。

その気付きをシェアします

①社長が従業員とのコミュニケーションでタイ語を使用している

難しくなくてもいいです。すべてでなくてもいいです。

英語の方が効率的! 日本語の通訳がいるから不要!

そうじゃないんです。働いてくれている従業員の母国語を

学んで、伝えて、コミュニケーションをとる。その重要性があるということです。

②タイにいる理由、好きな点を日本人が明確に答えられる、シェアしている

タイ人質問「なぜタイにいるんですか?」

日本人答え「会社に言われたからです、本当は来たくありませんでした」

タイの部分を日本に変えてみてください。

こんなこと言われたら興ざめですよね。 帰るのが待ち遠しいんだろうなと思いますよね。

自分で始めた人は特に必ず理由があるはずです。逆に会社に言われてくることになってしまった人も好きな点は見つけられるはずです。

○○が好きになったから。

タイのこんなことが好き!

タイ人のこんなことが好き!

なんでもいいんです。

それを聞くだけで従業員の人は腹落ちをします。なんでタイにいるんだろう?ということに納得してくれるんです

ちなみに、私の理由は、

ASEANすべての国を周った結果。好きな国はタイだけ。

理由は、ご飯がおいしいから。

皆が優しいから、文化、宗教が近いと感じ過ごしやすいから。

といつも話しています。

③怒らない、サバーイサバーイで過ごす

人前で怒らない、うん本で学んだよ。 そうではないです。

そもそも、怒らないようにするということです。

怒るという行為は、日本では従業員のためを思ってとか、

あなたの成長のためだよ、などといいますが、

それは”THE 日本“の考え方です。

何も指摘しない、とかではなく、

タイでは怒る人は”徳がない人“とみなされてしまうそうです。

楽しく過ごそうと努めると、従業員は楽しんでくれます。

つらくないと仕事じゃないというふうに考えるのは、いいのですが、

つらいと考えて頑張るのは、経営者だけで十分で、

それを従業員に明らかに強いすぎることはマイナスに働きます。

サバーイサバーイ(タイ語の楽しい)

という気持ちを尊重し、リスペクトして、感謝して過ごす。

そこに怒りの感情を持ち込まない。

難しい部分もありますが非常に重要です。

<タイの飲食現場>フードデリバリーアプリはfoodpanda独走?!

タイはデリバリーの文化、サービスが発達しており、気軽にテイクアウトを皆さんします。ここ数年ではデリバリーアプリが活況です。

日本ではUber Eatsでしょうか?

タイですとFoodpanda,Grabfood,LINE MAN,Getなど複数のサービスがしのぎを削っています。

私も一応すべてのサービスを使ってみているのですが、あまり違いはわからない。。という感じでしたが、昨日飲食のデリバリー関係の方とお話したところ

「Foodpanda一択でしょ。サービスの質、量含め売上はここがダントツ。ほかはあんま意味ないでしょ」

とのこと。Grabfood,LINE MANなどは広告でよく見ていたためこちらの方がいいのか?とも思っていたのですが、実際の数字、売上、店舗への好影響としてダントツとのこと。数字がついているということは、単純に利用が多いですよね。

foodpanda運営母体を確認したところドイツ・ベルリンに拠点をおくグローバルカンパニーでした。アジア、ブルガリア、ルーマニアと12か国で展開しているとのこと。

foodpandaはもちろん、フードのデリバリーがアプリ活用でとても簡単になり、便利さが増すバンコク。今後の成長、展開が気になるところです

視察のとき、まずは海外現地のJETRO(政府機関)で情報収集

JETRO ジェトロ、日本貿易振興機構

最初に視察をするときは、いろいろネットで調べたり、日本で聞くこともあると思いますが、やはり現地のことは現地にいる人に聞かないと!

そして、しっかりした情報はやはり国・政府がもっています。誰がいってたとか、たぶんなどでなくちゃんとしたデータで事実を知れるのでおすすめです

予約していけばセミナーは無料!

内容的にはかんたーん!という感じではなく結構固いので、やんわりと聞いてイメージを持ったうえで現地の日本人などと話し、その人の主観と比べてその国の理解を深めていくのがおすすめです。

海外への連絡も日本語でできますし、お近くのJETRO事務所経由で連絡してもOKです!

JETRO 海外ブリーフィングサービス

なぜタイ?タイ進出をすすめる5つの理由

メリット・デメリットを私見を踏まえて箇条書きにします。

メリット

・ASEANの中心であり、周辺国にアクセスしやすい、いっても経済はいまだ成長している

・日本との関係が良好、親日国である

・食事、実はこれが一番、超大事!日本食のスーパーが充実。食材少し割高だけど(3割くらい?)基本なんでも買える。刺身・納豆食べれます。外食の日本食もジャンル、味含め私見ですが世界トップレベルのクオリティ(結局長期いると日本人は日本食しか食べないです。。)

・ 観光大国であるため、治安が比較的安全 、世界最大規模の日本人学校もあり、子供・家族を帯同しやすい

・日本からの観光客も増えており、人気が高まっている、進出はビジネス視点ですが、単純に出張に来ることが人によるが基本楽しい(苦ではない)

以上から単なるビジネス的なもののみでなく、長期(進出時ですと少なくとも3年)に腰を据えて駐在してもらうという意味では非常に恵まれた環境です

デメリット

・他のASEAN諸国よりは成長の幅は小さい

・競合も多数進出している

・英語が通じない場合もあるためタイ語の習得が必要

最初の国として進出することを強くお勧めします。人材が移動しやすく、定着しやすいからです。他の国については生活面の観点からハードルが高いです。また進出も前の記事の進出数で述べましたが、まだまだ余地はあり、加速しています。

そもそも最初の国でハードシップが高い国、例をあげるとアフリカですね。そのような国は事業インフラ・人材維持の観点から進出不可能だと個人的には考えます。

たまにタイより成長性ある国ありますよね?といわれますが、そりゃあ、ありますよ。ASEANだって、アフリカなんてもっとです。成長性だけ、ビジネスチャンスだけで言うなら、何も考えずより未開の地にいけばいいのです。

ですので、私はハードルをあげすぎて結局海外進出しないないというよりは、とりあえず実行するということが大事だと思っています。